よくある沖縄 レンタカーへの質問
どうも違和感があるナと思ったら、クルマを止めて、もう一段ぐらい下げたり、上げたりと調整してみる。
ドライビングポジションというのはそのぐらい神経質になってもパチはあたらないものだ。
《円シートベルト》正しく装着。
これしか身を守るものはないのだ私が成城大学の自動車部にいたころ、部のクルマに一九三0年代のダットサン・フェ1トンがあった。
すでにボロボロ、ガタガタであったが、このクルマに誰かがシートベルトを買ってきて、取りつげた。
いまから考えたらフロアにいいかげんにつけただけだったから、らくいざというときにはものの役にたたなかったと思われる。
それでも新しもの、カッコいいもの好きだった私は、このベルトをしてドライブに出かけ、「うーん、カッコいいなあーと悦に入ったものである。
四O年も昔の話なのだが、すでにこのころからシ1トベルトは存在していたのだ。
このシートベルト、おそシートベルトが誕生したのはレ1スの世界からだ。
私がTの専属ドライバーとしてレースをはじめたのは一九六四年からだが、すでにレースの世界では五点式のシ1トベルトが使われていた。
この翌年には国産車ではクラウンのスポーツモデルが標準装備で二点式のベルトをあたえているが、すでにボルボは現在の三点式シートベルトを開発しており、徐々に装備するようになっていった。
その後のシートベルトの世界標準となった。
ボルボはこの三点式シートベルトのパテントをオープンにしたのだが、そうでなかったら長い間、つ〈だきみひと世界中の自動車メーカーから相当稼げたはずである。
当時、マンガ家の佃公彦さんがボルボPV544に乗っておられたが、そのPV544にはこの三点式シ1トベルトがついていたことを思い出す。
この当時のシートベルトはいまのような引き込み式ではなかったから、身体にあわせて長さを調節してやらなければならなかった。
しかもいったん締めると、シートから身体を離せなくなるので、高速道路の料金所や駐車場で面倒でならなかった。
そのころから見るといまのシートベルトの使いやすさは隔世の感がある。
ところがである。
前にも書いたように、そのシートベルトの装着が法律で義務化されているにもかかわらず装着率はあまり高くない。
いまのところシートベルトはクルマの乗員が自分の生命を守る唯一の切札といっていいものなのだが、これをしないで運転するというのはこのアイディアは相当たいしたもので、自分今日午一命E守3唯一切切札どういう神経なのか、私にはまったく不思議である。
タクシーの運転手さんなど、締めるのがイヤで洗濯パサミで止めてごまかしている人もある。
私はそういうタクシーに乗ると「運転手さん、それは危険だよ」と注意するのだが、そういうとかならず判で押したように返ってくるのは「いや、私は事故はしませんから」という答えである。
なんともまあ、まったく想像力の欠如以外のなにものでもない。
これが後席となると装着率はさらに低くなる。
もはやリアシートに坐る人はほとんどしていないといっていい。
私はリアシートに人を乗せるときはかならずシートベルトを着用してもらうことにしている。
なんとなれば助手席や運転席の人間が、いざというときに被害をこうむるからだ。
衝突のさい、後席の人間が前にすっとんでくるのである。
いまの国産車はリアシートにも三人ぶんのベルトがついているのが普通になった。
かつては二人ぶんしかなく、真んなかに坐った奴は死ねというのかという感じだったが、さすがにこのあたりは改善されてきている。
にもかかわらず、その装着率が皆無に等しいというのは、なんとも情けない話だ。
少なくとも高速道路に乗ったときはかならずシートベルトをしてほしい。
とくにリアシ1トではシートベルトをしていると外に放り出されず、生存率がずっと高くなるのだから。
ちなみにシートベルトをしていて助かっても、意識を失ったままクルマが燃えだし、外から救出できないというケースがある。
そんなときにはベルトカッターのあるなしが生死を分ける。
こいつはベルトをすぐにはずして救出するための道具で、Mにはガラスをぶち割るためのハンマーとカッターが一体になった道具が標準装備されている。
これはカ1アクセサリー庖でも販売されているから、一台に一個は備えておいたほうがいい。
こいつを使うような事態になることはきわめて不幸だが、あるとないとでは大違いのはずだ。
シートベルトはこれをつけるのが習慣となってしまえばまったく抵抗がなくなる。
いや、むしろこれをしていないと、不安でなんだか調子が出ない。
私の事務所からクルマを置いてある駐車場までは裏道を歩いてものの五分ほどの距離なのだが、そこまでクルマを持っていくさいにも、たまにシートベルトをしないで行くとどうにも不安になる。
とてもこのまま一般道へ乗り出す気にはなれない。
運転姿勢が決まらないようで、なんとも落ちつかないのである。
なにがなんでも装着する。
事故にあったさい助かる道はこれをつける以外ないのだということを頭にたたき込んでおくことだ。
シートベルトは歳をとろうがとるまいが、オートマティック車でも低めのギアを多用して走ろうギアを自由に選択できるのはもちろんマニュアルシフトのクルマだが、日本のドライバーはいたってオ1トマティック好きだ。
いまや日本で売られるクルマの九Oパーセント近くは、オートマティックとなっている。
おそらくそいつは左足、左手がわずらわしいギア操作、クラッチ操作から解放され、イージードライブができるからだろう。
が、ギアの選択というのはクルマの運転の優劣がいちばん出るところなのだ。
状況に応じてギアを落としたり、上げたりすることはクルマの運転できわめて大切だ。
いや、大切、大切でないはべつとして、そうやって走ったほうがクルマはずっと面白くなる。
といっても私はなにも老人ドライバーに過度にシフトダウンを多用して、スピード好きの若者のようなハイスピードコーナリングをおこなえといっているのではない。
状況に応じて5速から4速、3速に、あるいはDレンジから3、2に落としてやる、それだけのことでキピキビとかつ安全に走れるといいたいのである。
ギアを選択することは、望むスピードを得るためにエンジンの回転をコントロールするということだ。
急な上り坂、あるいは急な加速が必要なときは、エンジンをうんとまわして強いトルクを得るべく積極的に下のギアを選んでやる。
トップに入れたままではいくらアクセルを踏み込んでも、キンキンとノッキングするばかりでエンジンはまわってくれない。
こういう場合、下のギアに落としてはじめて、エンジンはパワーを発揮してくれるのである。
普通のドライバーがギアの選択を考えるのはやはり上り坂、つまり山道であろう。
現代のマニュアル車は5速のギア比がかなり高くなっているから、そのままではちょっとした上り坂にかかるとエンジンのパワーに余力がなくなってしまう。
そこで3速に落としてやるとスムーズに上れる。
さらに小さなコーナーが連続するようなきつい山道ならばセカンドを選び、エンジンをうんとまわして走るといい。
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